目次
1. 手のひらで、梅雨の不調を乗り越える〜vol.2〜
こんにちは、足利です(^^)
昨日と今日は、梅雨の合間のお日様が見られた地域が多いようです。
「ヤッター!」と思い窓を開けたら……めそめそ。気温も湿度も高かったので、ムワーンした熱気が入ってきました。
前回の投稿でお伝えしたように、5人中4人以上の方々がお天気に体調を左右され、とくに梅雨どきは、重苦しさを伴う不調が長引きます。「そんなときは、最初に腎臓の反射区を押してくださいね」とお願いしましたが、本日は、「腎臓」の反射区と一緒に押したい「●●」と「●●」の反射区のお話をさせていただきます。
1-1. 梅雨に押したい3つの反射区
この時期は、カラダにかかる大気の圧力が低いこと、お天気がくずれがちで日照時間が短いこと、寒暖の差が激しいこととで、カラダの活動のスイッチを入れる交感神経と、休養のスイッチをいれる副交感神経が(両方合わせて「自律神経」といいます)、どちらのスイッチを入れて良いか混乱します。これが、梅雨どきの不調の原因です。
肩こり、首の痛み、むくみ、だるさ、不安、イライラ、ほかにも……それらを改善するために押していただきたいのは、「腎臓」「間脳」「副腎」の3つの反射区です!
1-2. 3つの反射区は、どんな順番で押すと良い?
「手のひらセラピー」で不調を改善するときは、多くの場合、症状や体質、季節などに合わせ、3つの反射区をセレクトします。異なる症状でも3つが同じになることもあれば、逆に、同じ症状でも季節や個人差によって違う組み合わせになることもあります。また、同じ組み合わせでも、押す順番が変わることもあります。
「なんのためにその反射区を押のか?」「反射区を押すことで、カラダがどんなふうに変化するのか?」を考えると、順番を決める手がかりになります。
そうすると、この度は「①体内のよぶんな水分や老廃物をしっかり出す→ ②自律神経の働きを整える→ ③雨降りのストレスに負けないカラダをつくる」という流れになるので、「①腎臓→②間脳→③副腎」の順番になります!
「手のひらの専門家に、見てほしいです!」というお声を頂戴いたします。【手のひらの、あなたの街のセラピスト】のご紹介ページをつくっています。もうしばらくお待ちくださいませm(_ _)m
2. ちょっと復習・腎臓の反射区の押しかたは?
前回お伝えした「腎臓」の反射区の場所と押しかたを、ちょっと復習してみましょう。
2-1. 腎臓の反射区は、手のひらのまん中のクボミにある
2-2. 親指の腹で、ギューッと押す
上の画像の「■もみ方」のところにあるように、反射区に反対側の手の親指の腹を置き、グーッと7秒垂直の向きに入れ込むと、ストライクゾーンにヒットします!
3. さあ、間脳の反射区を押しましょう!
3-1. 間脳の反射区は、指紋のまん中にアプローチする
3-2. 人さし指の第2関節で、ギューッと押す
上の画像の「■もみ方」のところにあるように、反射区を、反対側の手の人さし指の第2関節に当てて、グーッと7秒間、親指を人さし指に押しつけると、ストライクゾーンにヒットします!
人さし指で親指を押すのではなく、親指を人さし指に押しつけると、小さな力で押せるため疲れません!
3-3. 梅雨どきに、間脳が疲れるとどうなる?
間脳は、生命を維持するために内臓の働きをコントロールしたり体温を調整をしたりする指令を出す最高中枢です。「???」と思われたら、すごく大ざっぱではありますが、間脳は、ヒトが意識下でコントロールできない多くのことを統括していると考えてみてください。
梅雨になり気圧が低く雨降りがつづくと「間脳」は休息モードになり、「副交感神経」のスイッチをオンにします(太古の人類が、雨が降ったり暗くなったりすると、狩りや採集をすることができずジッとしていたことに起因します)。
そうすると、血圧が低くなってだるくなったりむくんだり、循環不良で手足が冷えたり、イライラしたり……そんな症状があらわれます。それらをそのままにすると、夏の暑さに負けてしまう、熱中症や脱水症を起こしやすくなってしまう、そんな負債を抱えてしまうのです。
一方で、梅雨どきは気圧や天候の変化に立ち向かおうとして「交感神経」のスイッチがオンになる、という逆の説もあります。どちらにしても、自律神経が乱れることに変わりありません。
4. 最後に、副腎の反射区を押しましょう!
4-1. 副腎の反射区は、骨の下にアプローチする
4-2. 親指の先で、ギューッと押す
上の画像の「■もみ方」のところにあるように、反射区に反対側の手の親指の先を置き、グーッと7秒垂直に力を加えると、ストライクゾーンにヒットします!
反射区に置く親指の先を「骨の下に入れ込むようにする」と、さらにバッチリです!
4-3. 梅雨どきに、副腎が疲れるとどうなる?
左右の腎臓の上にちょこんと乗っている「副腎」は、片方で、1円玉5枚ほどの重さしかありません。けれども、とても小さなこの臓器には非常に重要な役割があり、血圧や血糖を調整したり、炎症を抑えたり、ストレスに対抗したり、そんな物質をつくります。副腎が破壊されると、ヒトは生きつづけることができません。
梅雨どきは、雑菌が増えやすいため皮ふに炎症が起きやすく、イライラしやすい時節です。副腎を疲れたままにするとそれらに打ち勝つことができないため、アトピーや鼻炎をはじめとするアレルギー、水虫、ヘルペス、カンジダなどの炎症や、うつや不安などを長びかせてしまいます。
5. 梅雨どきに、手のひらと合わせてできること
「この時期の体調不良の原因の多くは、自律神経の混乱ですよ」そうお伝えしましたが、日常生活の中でもできるだけ、それを緩和する工夫をしてみましょう。
具体的には、1日のはじまりにカラダスイッチをオンにするために朝食をとったりカラダを動かしたりする、雨降りの日は日中でも電気をつける、湿気を取りのぞくなどです。カラダにいいことは、コツコツと積みかさねていかなければなりません。あなたの生活を、手のひらと一緒に少しずつアレンジしてくださいね。
6. 6/16発売の「新刊」がベストセラーになりました!
本日(6/16)発売の手のひらの新刊『全身の不調が消える!最強の手もみ』が、Amazonさんの東洋医学部門でベストセラー1位になりました!!
皆さまが応援してくださったお陰です。本当に、どうもありがとうございます!
書籍をとおして、皆さまの元気、日本の元気のお役に立てますことが嬉しくてなりません。
新刊(ムック)はオールカラーで、反射区の場所を「中指のつけ根から親指の幅3本下」「左手薬指の真下にあるボコッとした骨のすぐ下」など、手のひらセラピーの初心者さんにも分かりやすい説明となっています。※ 当ブログもこちらより、「手のひらの画像」をたくさんお借りしています。
まだお持ちでないかたは、どうか、お手に取ってくださいね。「明日も明後日も、あなたが元気でありますように。あなたの大切な方々が、元気でありますように」そんな願いを込めて書きました。
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7. 編集後記&執筆者と監修者の情報
こちらのブログは、2020年6月16日(火)にマキノ出版さんより発売されるオールカラーの『全身の不調が消える!最強の手もみ』の画像や内容を一部お借りしています。
7-1. 編集後記
新刊の『全身の不調が消える!最強の手もみ』がAmazonさん公式の東洋医学部門でベストセラーをいただいたことが、嬉しくてなりません。本当に、どうもありがとうございます。
コロナウイルスの影響下、マキノ出版さん社内も異例の事態となり、わたしも執筆や校正に参加させていただいたり、ほぼ寝ていない状態でふた月近く過ごしたり、そんな日々を重ねながら、無事に出版することができました。
最後の数日は、体力も気持ちもギリギリまで追いつめられて、「これ以上時間をオーバーすると印刷が間に合わない、でも、まだ改訂したほうが読者さんにとって分かりやすくなる箇所が残ってる。どうしたら良いのか」と、ものすごい焦燥感とともにパソコンに向かっていました。
↑勝手に涙が出ましたが、ぬぐう時間がなくて、しばらくの間、ホッペタがガピガピにかぶれてました^^;
そんな状況を越えられたのは、わたしと同じかそれ以上に熱い思いを持って、日本の元気を考えてくださった、編集長さんや担当さん、デザイナーさんがいたからでした。全員が、最後まで諦めませんでした。この場を借りて、マキノ出版さんの安藤伸剛編集長、中村曜子編集長、福田麻衣さん、北條真由美さん、神川雄旗さん、デザイナーの佐藤涼子さんをはじめとする皆さまに、心より感謝申し上げます。
また、手のひらセラピストさん、インストラクターさん存在が、どれだけ大きかったか分かりません。おひとりお一人の笑顔が頭に浮かび、その度に「絶対に、みんなで一緒に日本の元気をつくるんだ」という強い気持ちが芽生えました。
そして、ブログやメルマガ、LINE@を見てくださるあなたの存在が、本当にかけがえのないものでした。心より感謝申し上げます。
私たち手のひらセラピストの使命は「あなたが明日も明後日も元気でいるお手伝いをすること」「日本を世界で一番元気な国にすること」です。そのために、目標に向かって進みます。イベントや体験会をするときは、ぜひ、お越しくださいね。私たちに、あなたの手のひらをギューッと押させてください。
7-2. 執筆者と監修者の情報
【このブログの執筆者】
(社)手のひらデトックス協会代表理事・足利 仁(あしかが めぐみ)
使命は、手のひらセラピストさん、インストラクターさんと一緒に、日本を世界で一番元気な国にすること。
【監修者】
医療法人社団 孚誠会 浦安駅前クリニック院長・(社)手のひらデトックス協会理事・佐藤孝彦(さとうたかひこ)
医大生時代より、優れた代替医療を求めて海外を旅する。真心と勇気と節度を持って患者さんと接し、患者さん自身の治療努力を支援する日々を送っている。
※こちらのコラムは、掲載日現在の内容となります。掲載時のものから情報が異なることがありますので、ご了承ください。